コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ
アヴィニヨンの荘厳な景観や教皇庁、オランジュの古代劇場、そして絵はがきのような可憐な村々。この地のブドウ畑は、そんな南仏の景色に美しく溶け込んでいます。
AOCコート・デュ・ローヌは、ローヌ河の両岸に位置する95の村で造られます。
粘土質石灰岩の土壌は乾燥していて小石が多く、ここに植えられたブドウからは、一般的に赤ワインが造られています。
コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュは、この地のワインの中でも特に濃密で美しい色をし、黒い果実、ブラックベリー、ブルーベリーなどの強い芳香の中に繊細さをあわせ持つワインです。使用品種は、グルナッシュが50%以上、シラーまたはムールヴェードルが少なくとも20%。コート・デュ・ローヌのアペラシオンに比べ、わずかな量しか収穫されません。
素晴らしい風土(テロワール)を持つ16のそれぞれの村が、その村名をラベルに記載できるよう認められています。
代表的な村には、ボーム・ド・ヴニーズ、ケランヌ、シュスクラン、ローダン、ラストー、ロエ、ロシュギュード、ルーセ・レ・ヴィーニュ、セギュレ、ヴァルレア、ヴァンソーブル、ヴィザンなどがあります。
シャトー・シニャック
地理 南フランスのガール県北東部、ローヌ川右岸に位置するシャトー・シニャック。ポン・デュ・ガール、ユゼス、ニーム、アヴィニョン、オランジュといった観光地から一時間ほどのところにあります。小さな丘の上に建つ白い石造りの城館からは、ヴァントゥー山の美しい景観とシャトーヌフ・デュ・パップの遺跡を望むことができます。ラ・ダン・ドゥ・シニャック山は、この地のひと続きのブドウ畑を勇敢な戦士のように見守っています。 歴史 シャトー・シニャックの歴史は紀元前3000年に遡ります。 この地方に移り住んだローマ部族によって、現在でも数々のローマ遺跡が残るガール県ロードン一帯の斜面や台地にブドウの樹が植えられ、その畑はシニャックの地域にまで広がりました。 ローマ民族は更に東のシ ...
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