ヴァケラス
ジゴンダスに隣接したヴァケラスがAOCに格付けされたのは、1990年のこと。
ヴァケラスのブドウ栽培者たちが、この地のワインをローヌ河流域の偉大なワインに加えようと奮起し、1ha当たりの収量を35hlに制限するなどの努力が実ったのです。
このアペラシオンはジゴンダスと同規模の1230haを有し、生産量の95%を赤ワインが占め、白ワインは希少な存在です。
グルナッシュ種や他の地元の品種に加え、少なくとも25%のサンソー種が使用されています。
赤ワインは強い芳香を持ち、ブラックチェリーやほのかな甘草のアロマが広がります。
白ワインは、クレーレット、グルナッシュ・ブラン、ブール・ブランの品種から造られ、果実味にあふれた花のような芳香が特徴です。
ル・クロ・ドゥ・カヴォー
地理 クロ・ドゥ・カヴォーのある小さな町ヴァケラスは、南仏の観光名所であるオランジュの東20km,アヴィニヨンの北西35kmに位置します。20haのブドウ畑は、コンタ・ヴネサンの平野を見下ろすダンテル・ド・モンミライユの斜面に広がる、標高200mのところにあります。 この地は標高が高いというだけでなく、他と隔てられた地続きの場所に位置します。このことが、ブドウ畑に特別な環境をもたらすのです。周囲は地中海の森に守られ、微気候と地理にも恵まれた、自然農法にはまたとない望ましい環境です。 歴史 1976:ジェラール・バンジュネ(現在のオーナーの父親)がドメーヌを購入 1986:化学合成物質を使わない栽培の開始 1989:正式にビオロジック栽培へ移行 1993:アンリ・バ ...
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